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所信表明全文

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     皆さまご健勝のことと存じ上げます。
     皆さまの暖かいご支援をいただき三月に誕生した長谷川市政。まもなく半年を迎えようとしています。 ここに議会における 「所信表明」をお届け致します。
     今後も皆さまのご支援ご指導の下、更なるまちづくりに取り組んでいただけるもの確信致します。 どうぞ引き続きのご支援をよろしくお願い致します。
    3月13日初登庁

     私の所信を申し述べさせて頂きます。
     本日、市長として初の議会に臨み、今まさに課せられた使命の大きさと重責を実感し、厳粛に   受け止めておる処でありますが、今後の鴨川市政を担当させて頂くに当たり、私の思う処を申し述べさせて頂きたいと存じます。
     我が鴨川市は、いうまでもなく、「山と海に囲まれ、美しい自然と充実した医療・福祉施設を擁するまち」であり、「伝統ある文化と歴史の息づくまち」であるとともに、「多様な観光資源と豊富な農林水産等の地域資源を有するまち」であります。


     この素晴らしいまちに生まれ育った私は、この鴨川のまちが大好きであります。先人のご努力により創り上げられたこの素晴らしい鴨川のまちを受け継ぎ、さらに発展させて、みんなが仲良く身も心も豊かに、「誰もが明日への希望をもって暮らすことのできる、開かれた、安全で豊かなまち」に、「この鴨川のまちに住み、学び、働いてよかったと実感できるまち」に、 そして「ずっと住み続けたいまち」に、これが私のまちづくりに取り組もうとする基本の考えです。

     私は、これまでの県教育委員会、鴨川市教育長という経験の中で築いてきた国や県とのパイプを最大限活用し、本市にとって真に有効な施策の実現に向け、「人づくりはまちづくりにあり、まちづくりは継続である」「人づくり・鴨川づくり・夢づくり」をモットーに、十年先、二十年先を見通しながら全力投球で取り組んで参りたいと考えております。

     私は、このたびの市長選挙に当たり、多くの市民の皆さん方にお会いし、お話をする機会を頂きました。
     「若者がだんだん少なくなってきているので、若者に魅力あるまちをつくって欲しい」    
     「公共施設の地震対策は大丈夫だろうか」と。
     また、ある若者からこんな声も頂きました。 「私の年収は今どれくらいか知っていますか。経済対策をしっかりやって欲しい。やはり鴨川は、観光のまちですよ」と。
     さらに、ある農家の方からは、「どんなにいいコメを作ってもみんなイノシシにやられてしまう。そうした対策をしっかりやって欲しい」と。
     こうして頂いた一つ一つの声が私の今の大きな財産であると思っております。
     そして、これがまさに今の鴨川市のまちづくりの課題でもあると認識致しております。
    7月17日市内区長等懇談会

     整理をさせて頂きますと、
     一つ、少子・高齢社会に向けての特色あるきらりと光るまちづくり 
      二つ、観光のまち鴨川、農林水産業、商工業など地場産業を強化・活性化させるまちづくり
      三つ、3・11以後、国づくり、まちづくりの考え方が変わってきました。私たちの生き方・考え方も大きく変わろうとしている中で、安全安心なまちづくり 
      以上のように、大きくは三つの項目が考えられます。
     そして、これらの課題・問題は本市のみならず、県南地域、さらには全国的な課題でもあると認識を致しておりまして、私はこうした課題に対して、地べたにしっかりと足腰を据えて対応して参る所存であります。

     まず、課題の一つ目、少子・高齢社会への対応でありますが、私はプラスの要素としてまちづくりを考える夢を持ちたいと思っております。一般に言われます定年後の人たちは、まだまだ働けますし、七十歳、八十歳まで現役で暮らすことが出来るでしょう。
     私は、そうした方々を取り込んでいくまちづくりを進めることも、方策の一つであると考えております。
     都市部においては、こうした方々の住む、生活する場所が今、真剣になって求められており、国においても地方への移住促進の取組みが検討されております。既に、こうしたまちづくりのために動き出している自治体もあると伺っておりますが、東京に近く、自然が豊かで、医療がしっかりしている本市は、まさにうってつけの条件が揃っているのではなかろうかと思慮致しております。
     加えて、少子化対策、すなわち子育て支援であります。若者に聞くと必ず返ってくることは、「子育てが大変だ。働きながら子育てしっかりできるまちづくりを考えて欲しい」ということであります。これには、幼・保一元化を市内全地域で実施致しますとともに、子どもの医療費に対する助成につきましても、無料化の拡充に向けて検討して参りたいと考えております。
     私の夢の一つに、いい子育て支援ができる環境が整えば、人は必ず集まってくるということがあります。家庭、学校、地域、そして行政が一体となって、子ども達の健全な成長を支えていく仕組みと環境を整えていくことが肝要と考えております。
     また、本市には、県南有数の総合運動施設があり、温暖な気候と相まって、毎年、千葉ロッテマリーンズを始めとする多くの団体に利用して頂いていることから、今後とも、スポーツ・文化の充実に努めて参りたいと考えております。
     次に課題の二つ目、地場産業の活性化についてであります。
     東日本大震災以降、特に観光関連産業にとっては大変厳しい状況が続いておるものと認識を致しております。実効性ある施策をもって、関係の皆様とともに汗を流し、観光のまち鴨川を取り戻す努力したいと存じております。
     農林水産業については、今まさに後継者問題が喫緊の課題として、大きくクローズアップされております。
     特に農業については、後継者の育成、営農組合化など、今の田んぼをしっかりと守る、米作りを続けることの出来る環境の確保が重要であると考えております。
     また、漁業については若者たちの働く場所の一つとして選択肢が広がっており、そこには大変な努力があったろうと思います。今後も鴨川の農林水産業に、いかに高い付加価値を付けることが出来るか、六次産業化に向けて行政としてもしっかりとした支援をしたいと思います。
     
     最後に三つ目の課題、安全で安心を提供できるまちづくりについてであります。
     国の仕事、市の仕事は、端的に申せば日本国の平和と安全を守り、市民の生命と財産を守ることであると考えます。
     何といってもあの3・11後、市民の皆さんの心配事の一つは、いかに自然災害、特に地震、津波等から生命を守るかにある訳であります。
     そのため、市民の皆さんが多く集まる公共施設の耐震化は大きな課題であり、本市においては鋭意、各種施設の耐震対策を進めておりますけれども、市役所庁舎や学校、体育館、公民館、さらには長狭の国保病院、そして市民会館、橋梁など、まだまだ耐震化の必要な施設が数多くございます。
     どれ一つとっても大事な市民の皆様が活用する施設であり、このインフラの整備が重要であります。

     ご承知のとおり、国政では政権交代となって早々に大型の補正予算を編成するなど、公共施設の耐震化、老朽化対策へはこれまで以上の国の支援が期待できるものと存じておりまして、「人の命を守ること」を最優先に、整備を進めて参りたいと思慮致しております。

     政治の仕事、行政の仕事は、私はこのように思っております。
     一つは、今直ぐにやらなければならないことは何なのか。これを明確にし、スピード感をもって早急に対応すること。
     もう一つは、五年先、十年・二十年先を見据えて、この鴨川のまちをどんなまちにしたらいいのか。 この県南のまちをどんなまちにしたらいいのか。そのまちづくりの絵を描き、実現していくことにあると思っておりまして、そのまちづくりの基本的な考え方は、「市民といっしょに考える鴨川のまちづくり」
    「人と産業と文化の息づく鴨川のまちづくり」
    「十年、二十年を見通した鴨川のまちづくり」であります。

     従いまして、短期的課題、中長期的課題を見極め、これに臨機応変に、柔軟に対応することが肝要でありますことから、地域戦略的プランを担う機能を市役所内に付加するとともに、将来に向けての全産業的、全地域的な活性化・振興方策等について、産・学・民の各界・各層が一体、一丸となった、文字どおりオール鴨川により組織された「まちづくりのための会議」を創設し、五年先、十年先を見据えた鴨川市のマスタープラン、いわゆる第二次基本構想とも言えます計画の策定を図って参りたいと存じております。

     また、来る平成二十五年度は、第二次五か年計画の中間年であり、新市まちづくり計画に基づく第一次基本構想の総仕上げにも入る年でありますが、当初予算につきましては、骨格予算として編成をされております。前市長からの懸案事項も含め、これまで申し上げました私のまちづくりに対する考え方をもとに、諸施策・諸事業の道筋を明らかにして参りたいと存じておりまして、早い時期に補正予算を編成し、本格予算とさせて頂きたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。

     私は、人のすべての営みは、「信頼」から成り立っていると考えています。政治、産業、医療・福祉・教育など、社会は信頼なくして成立はしません。特に政治、行政の仕事は、信頼なくして成り立つものではありません。
     かつて「孔子」は、政治を行う上で大切なものとして国の備え・食生活・民衆の信頼の三つを挙げています。中でも重要なのが信頼であると説いています。「民信無くんば立たず。」即ち国民に政治家や政治を信用する気持ちがなくなったら、国家は成り立っていかないのではないか。国家と国民の間に信用・信頼がなくなったら、その国は必ず滅びるであろう。と説いています。
     事をなす場合には、常に正義を重んじ、これは正しいか、正しくないかの基準に照らして行動します。しかし、あまりにも正義にこだわりすぎると角が立って人間関係を損なうことが考えられます。それだけに礼を守り、「謙譲の美徳」を発揮して相手を立て、始めから終わりまで誠実を旨とし、信用を得ることを心がければ成功も近いと考えます。人間形成の上でも、また、一つの仕事を成し遂げる上にも、最後はこの「信」が成否を決めるものと私は考えます。

     これは言うまでもなく、鴨川市政を運営し、まちづくりを進めるに当たり、私と市民の皆様との信頼関係無くして、我がふるさと鴨川の発展は望めないことを意味していると理解を致しております。加えて、市議会の皆様、市職員との信頼関係もしかりであります。そのためには、分かりやすい言葉で、分かりやすい政治を行うことが必要であると考えます。
     このことをしっかりと肝に銘じ、「誰もが明日への希望を持って暮らすことの出来る安全安心なまち、そして、この鴨川に住み、学び、働いてよかったと実感できる、いつまでも住み続けたいまち」の創造に向けて、誠心誠意、全力を傾けて働いて参る所存でございますので、議会の皆様方、市民の皆様方のより一層のご理解、ご協力を切にお願い申し上げまして、私の市長就任に当たりましての所信とさせて頂きます。